本年度の茶豆、収穫が終わりました。

農園ブログ

8月18日から断続的に収穫・発送をしてきた「くろさき茶豆(ぴかり)」も、本日の収穫・発送をもってすべて終了しました。
当園で栽培している茶豆は3種類。7月上旬から収穫する早生の「新潟系14号(早生茶豆)」、7月下旬からお盆頃までの「くろさき茶豆」、お盆明けから9月上旬まで収穫する「ぴかり茶豆」。
今年は気象条件などが良かったのか、いずれも比較的収量が多く、お客さまからの味の評価も良好でした。
コロナ禍になって3年目の夏。これまで主力販売先であった直売所は、まだまだ観光客がコロナ前の人数までは戻らず日々の販売量もピーク時に比べればずいぶんと少ないものでした。
一方、オンラインショップでの販売は年々増加しており、なんとか全体の販売量は確保できたなぁという印象です。お買い求めいただいたお客さまに改めて感謝申しあげます。

今年は、全国的に枝豆が豊作だったようで、割と早い段階から市場価格・小売での店頭価格は例年よりもかなり安値で推移していました。
近年、枝豆を地域全体で新しい主力作物にしようという取り組みが盛んなようで、ライバルも増えているのかなぁという印象でしたが、いつだったかの農業新聞では全国の作付面積はほぼ横ばいらしいです。(記事:野菜面積増減ランキング(日本農業新聞)

農業を取り巻く環境は、世界情勢の不安とコロナで非常に厳しい状況です。肥料価格が高騰し栽培コストが膨らんできていますが、農産物は原材料コストが増えたからと言って簡単に値上げできるものではありません。特に今年のような豊作で市場にモノがあふれているような状況では、驚くほど安値で取引されたりします。
就農して10年、市場環境は自分一人のチカラで何とかなるものではありませんが、栽培に関しては今年の反省点をしっかりと踏まえ、より良い商品をより多くお届けできるようしっかり取り組んでいかなくてはなぁと考えています。

当園の枝豆も残すところ晩生の青豆「さかな豆」のみとなりました。
例年9月下旬からの収穫となります。
黒埼地区の枝豆といえば「茶豆」が有名ですが、この「さかな豆」も非常においしい枝豆です。
収穫予定が決まりましたら、オンラインショップのお知らせFacebookページでお知らせしますので、食べたことがない方もぜひ一度試してみていただきたいです。


inserted by FC2 system